>白内障手術について>白内障手術の費用
現在の白内障手術は、以前の手術と比べて格段の進歩を遂げました。例えば、手術の時の目の切開創の幅は、器具や術式の進歩のために4mm程度(以前の切開幅の約2分の1から3分の1)になり、手術時間も10分から15分程度に短縮されています。
このため、米国では特別な事情がなければ、白内障手術のための入院費用は保険適用が認められていないのが現状です。日本では、もちろん手術のための入院は保険が適用されますが、身体には不自由がなく、白内障以外に重い病気もないのに重病人と同じように入院して手術を受けなければならないのは不合理と言えないでしょうか。そこで、近年、日本でも多くの医療機関で米国と同じような方式の日帰り手術が行われるようになってきたのです。

現在、入院で手術を行っている施設の大半は、入院設備を効率よく稼動させる管理上の理由で患者様を入院させているといっても過言ではないかもしれません。もちろん、目や体の具合が悪いために、長期の入院が必要な方も多いのですが、他方で白内障以外には、まったく健康上問題のないような方も、このような病院では入院して手術を受けなければならないのが現状です。このため、入院待ち患者数が多く、手術を申し込んでから手術までの期間に数ヶ月を必要とするのが常識のようになっていました。このような問題に対処するために、入院を必要としない日帰り手術を行う眼科医が増えてきています。患者様も仕事や生活上の理由から手術に踏み切れなかった人でも、日帰り手術なら日常生活リズムを変えることなく、仕事にも早く復帰できます。また、手術にかかる費用も下記の表のように少なくてすみます。

白内障手術での入院と日帰り手術の患者様自己負担分の比較(概算)
1割負担 2割負担 3割負担
入院
( 片眼1泊2日、両眼2泊3日で計算)
片眼
25,000円 50,000円 75,000円
両眼 45,000円 90,000円 135,000円
日帰り手術片眼 15,000円 30,000円 45,000円
※平成14年4月現在(保険改正により変更することがあります)


では、どのような場合に日帰りの手術が可能なのでしょうか。当院で手術を受けていただく場合についてご説明いたします。

日帰り白内障手術の適用基準(条件)

患者様に重度の高血圧・心臓疾患がなく、また、重度の糖尿病でないこと(健康状態に重大な問題があると診断された場合には、入院設備のある病院に紹介致します。
患者様が日帰り白内障手術を理解し、また希望していること。
生活自立上大きな問題がなく、介助や介護が最小限であること。
手術後の合併症が最小限であることが予測されること。
通院交通手段で特に支障がないこと。

 
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